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杜の都の幾何学ストーリー

先日、御茶ノ水にある「レモン画翆」へ何年かぶりに行きました。
建築学科の学生にとっては欠かせない印刷、模型などでお世話になるところ。
卒業制作の準備なのか、沢山の学生たちで混雑していました。
学生の頃はこの卒業制作が一大イベントであって、もっとも過酷な作業でもあると思っていました。実際、僕も2週間学校に泊まり込みで、後輩たちのサポートをうけながらなんとか凌いだことを今でも鮮明に覚えています。
ところが、社会人になると、ほぼ1年中卒業設計状態と言っても過言ではなく、特に設計事務所勤務であればなおさらです。
“デザイン”にはもちろんセンスも重要ですが、それと同時にそこにかけるエネルギー量も非常に重要ではないかと思います。
エスキス作業を何度も何度も重ねて妥協しない、妥協をしらない人ほど、やはりいいものをつくられていると感じています。
施工側、製作側にとっては難しいことの連続で、時にギブアップしたくなることもあるのですが…。(苦笑)
そんなことを改めて経験させて頂いた物件が完成しました。
仙台に完成した20階建の免震構造マンション『パークタワー勾当台公園』です。
設計はグアムのチャペルでもお手伝いさせて頂いた『インタープロデュース』の澤村さんです。
マテリアルワールドでは、建物のファサードの重要なポイントである2種類のアルミスクリーン、サブエントランスの門扉や門燈、外構フェンス、廊下フェンスなど多くのアルミデザインパーツを担当させて頂く機会に恵まれました。
エントランスからのアプローチ空間は特に素晴らしく、まるでそこはラグジュアリーホテルそのもの。




タイル、ステンドグラス、金物など、パーツの多くがオリジナル製作アイテムです。


外部階段用のケヤキをモチーフにした大型のアルミスクリーン。デザインが連続しているところがミソ!


こちらも階段室のアルミスクリーン。



フェンス類も幾何学的なオリジナルデザイン。



サブエントランスとは思えない佇まい。マテリアルワールドで担当した門扉やフェンス、門燈もすべてアルミ製。
これだけの大型プロジェクトになると難易度もとても高く、途中なんども挫折しそうになりそうな時がありました。
さらには、東日本大震災により延期も余儀なくされたこともあり、非情に感慨深く、メモリアルなプロジェクトとなりました。
関係者の皆様、本当にありがとうございました。

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