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20121/15

建築デザインは、カレーでなく、サラダ

男の料理と言えば、やはりカレーでしょうか?
普段全然料理しないのに、キャンプとかイベント事になるとめちゃめちゃ気合が入って、それこそ玉ねぎを飴色に炒めるところから延々と時間かけてしまう人。
カレールーとかも買わずに、スパイスを何種類も買ってきちゃう人。
さらには骨付きの肉を買って、フォンドボーつくりからしちゃうなんてツワモノもいたりして…。
そんな人、近くにいませんか?(笑)
僕もどちらかというと、そっち系の人でして、夜ご飯をつくるのに、午前中からやっちゃうようなタイプ。
無駄な買い物をして怒られる系です。(苦笑)
カレーにしても、ラーメンのスープにしても、料理というのは素材を混ぜ合わせて味を融合させていきますよね。野菜も肉もフードプロセッサーで混ぜたり、ぐつぐつ煮込んでしまえば、原型もとどめません。
AとBとCを合わせて、新しいDをつくる感じです。
その素材の組み合わせ方とか、割合とか、ひとつ一つの素材のチョイスに料理人としてのセンスが問われると思うのです。
ふと、この料理目線で建築のこと考えてみると、
建築の仕上(デザイン)に関して、仕上材料である石、鉄、ガラス、木材、布、紙、革、その他プラスチック関連は、素材を混ぜ合わせて新しいものにするということはなく、あくまでも部材の組み合わせの構成です。
現場で石を粉々に砕いて、それを粉々にした木材と混ぜて、焼いたり、煮たり、蒸したりして、新しい仕上げ材を調合するようなことはしません。
(コンクリートや塗料などは別ですが)
つまり、料理で言うなら、それぞれの素材が原型と個々の味をとどめているもの、たとえばサラダみたいなものと言えるのではないでしょうか?
そうだとすると、
美味しいサラダというのは、その素材の新鮮さ、切り方、組み合わせ方、そして全体をまとめるドレッシングによって決まると言ってほぼ間違いないわけですから、建築においても、建築資材のチョイス、それらの組み合わせ方、使い方というのが重要になってくると言えると思うのです。
残念だなと感じてしまう建築というのは、大量に出回る一般的な既製品、なんの特徴もない汎用品、それらを教科書どおりのチープな組み合わせによってのみ構成しているものです。
建物はどこか薄っぺらく、すぐに魅力が半減してしまうような建物です。
美味しいと言われるようなレストランのサラダは、それらはすべて無農薬有機野菜のみをチョイスしたり、遺伝子組み換えのものは使っていなかったり、野菜作りから自分たちの畑で行っていたり、素材選びに物凄いこだわりをもっているはずです。当然ドレッシングなんかも手作りだったりしてるはずです。
建築仕上げにおいても、本物の素材を選択したり、どこかにオリジナル開発のものを入れたり、使い方のモジュールやパターンを工夫・変更していたりと、そこにデザインのエネルギーが注がれたものは、やはりどこか違ったこだわりが感じられるものです。
マテリアルワールドは、美味しいサラダをつくるための本物と呼べる素材だけを集めた究極の八百屋さんでありたいと思います。
大手のスーパーではおいていないような、珍しくて美味しいものが並ぶところで、時に自分たちの畑で栽培したもの、お客様と一緒に品種改良した野菜や果物を扱うところでありたいと願っています。
モノづくりへの情熱や想いがあって、センスがあって、アイデアにあふれる料理人であるデザイナーさんたちと一緒に、これからも美味しいサラダをつくれるように、マテリアルワールドの素材選び、素材作りに精を出したいと思います。

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